合同会社はお手軽に法人を設立できる制度です。
資本金1万円なんてものあります。
しかし、順調に業績を伸ばす会社であれば
出資を募り、業務を拡大したり、
急な資金需要のために、代表者印が現物出資をしたり、、、、
合同会社の増資や現物出資については、
神﨑満治郎さんの本がおすすめです。
合同会社に対して、新たに出資(資本金の増加)するには、
出資者が、
すでに合同会社の社員であるのか?
または、
新しく社員になる人なのか?
で異なってきます。
既に社員である場合には、
出資を増やすという総社員の同意が必要です。
新たに出資する人がいる場合には、
出資した人が合同会社のあらたな社員になりますので、
その人も含めた上での総社員の同意が必要です。
その人が業務執行社員になれば、
その旨の登記も必要です。
また、合同会社は株式会社と異なり、
金銭を出資したときに、
振り込んだという金融機関の証明書
(通常は、通帳のコピー)を添付しなくても良いのです。
現物出資で、不動産を出資する際も、
登記申請は利益相反になりそうな場合でも
定款の定めにより、利益相反を回避することもできます。
利益相反を承認する総会の開催や
役員の印鑑証明書を添付しなくても良いのです。
合同会社は、定款の自治の範囲が大きいので
設立時に柔軟にしておくと良いですね。
必要な添付書類
総社員の同意書
出資に係る払込及び給付があったことを証する書面
業務執行社員の過半数の一致があったことを証する書面
資本金の額の計上に関する証明書
最新記事 by あおば司法書士事務所 松本隆宏 (全て見る)
- 唐津市のマイナンバーカードが便利に - 2022年1月17日
- お問い合わせについて - 2021年4月30日
- 相続放棄はお早めに - 2021年1月25日