遺言書作成の問い合わせが、立て続けに来ております。
ありがたい話です。
相続に絡む業務については、時間をかけて、依頼者と相談(雑談が多いけど)させて戴くケースもあります。
今回、農園の相続手続、遺言執行の手続きをさせて頂きましたが、
農地や事業承継となると、相続も簡単にはいきません。
農地の相続の場合には、農地を利用する人 を承継者として相続させた方が良い。
というのが明白なんですが、
相続人に女性しかいない、または、相続人が農業を営んでいない
場合には、問題になります。
農地の名義変更の場合、相続の場合には農業委員会の許可は要りませんが
売買や贈与の場合には農業委員会の許可が必要になります。
流通性が乏しいので安々とは売れません。
なーんにも考えずに、とりあえず長男が相続人!!とか
簡単に、相続人を決めてしまうと、
その後に農地が必要な人に名義を変更することが面倒になったり
耕作放棄地として、荒れ地になったり、、、、
そのうえ、毎年の固定資産税は必ず課税されますので、
農地を相続したくないといって、私の事務所内で夫婦で揉めた話もあります。
事業用の不動産も、父からとりあえず母名義にすることは、
相続税の配偶者控除を使用する場面以外は、問題の先送りにしかならないでしょう。
空き家でも同じことが言えますね。
処分して売るのか、賃貸にするのか、そこら辺まで考えた方が良いですね。
とりあえずの相続の手続きは終わりましたが、
亡くなった方の財産(不動産)をどのように活用するのか、
農園の事業をどのようにしていくのか、
残された相続人には課題が残されたままだなぁと
農園に続く舗装されていない砂利道を通りながら考えていました。
ポエムみたい
司法書士松本隆宏
佐賀県唐津市の相続専門家×あおば司法書士事務所 代表司法書士
相続、遺言書作成サポートを中心に登記業務を行う。
佐賀市、伊万里市、武雄市、多久市、糸島市佐賀県内もOK
相続・遺言のセミナー講師も行います。
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