熊本・大分の地震
九州は地震が少ないと思っていましたが、
今回の地震で沢山の方が被災されました。
被災された方の無事と、
一刻でも早い復興を祈念しております。
私が住む、佐賀県唐津市でも、
土曜日の深夜の地震ではかなりの揺れを感じました。
地震の少ない地域だからといって、
災害に対して、事前に準備が必須ですね。
せめて、避難所や非常持ち出し品の
情報だけでも知っておいた方がよいです。
非常持ち出し品
政府広報オンラインでは、非常時持ち出し品を
下記のように定めています。
非常持ち出し品の一例
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- 飲料水
- 食料品(カップめん、缶詰、ビスケット、チョコレートなど
- 貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
- 救急用品(ばんそうこう、包帯、消毒液、常備薬など)
- ヘルメット、防災ずきん
- マスク
- 軍手
- 懐中電灯
- 衣類
- 下着
- 毛布、タオル
- 携帯ラジオ、予備電池
- 使い捨てカイロ
- ウェットティッシュ
- 洗面用具
乳児のいる家庭はミルクや紙おむつ、ほ乳びんなども用意しておきましょう。
権利書は置いていこう
持ち出し品で
貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)とあります。
権利書はありません。
不動産の権利書(登記識別情報)は、
司法書士目線でみても、避難するときに
持っていく必要はありません。
権利書を探して避難が遅れるくらいなら、
早めに避難したほうが良いです。
権利書が紛失しても、不動産の売買をすることはできます。
事前通知や司法書士による本人確認情報を作成することで可能です。
ただし、権利書の再発行はすることはできません。
火事場泥棒など不届き者の情報が出回っていますが、
権利書だけ持ち去られても、
自分の不動産が勝手に売却されることはできません。
不動産の名義を変更するには、
法務局に「権利書+印鑑証明書+実印」が必要だからです。
「実印」と「印鑑カード」を避難することきに
持ち出せば、不動産を勝手に取られることはありません。
スムーズに避難ができるように、
上記の貴重品は箪笥の奥にしまっておくのではなく、
持ち出しやすいように、管理しておいた方がよいですね。
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